フールドワークの3つのベクトル

フィールドワークとは、いわば人生のテーマ(=ライフワーク)であり、その道をぶれずに歩んでいくための地図のようなものにあたります。
地図は地図である以上、コロコロと内容が変わっては困ります。ずっと使えるような「これならば間違いはないだろう」という土台……僕は自らの地図にあたるものを、この世界の森羅万象に共通する「身体」と「生命」と重ね合わせます。

とりあえず、身体と生命を拠りどころにすれば問題ないだろう!

そんな発想で「何かあっても迷わない」地図をつくろうと思い、この地図(身体・生命)に書き込むコースとして、①科学(SCIENCE)、②旅(JOURNEY)、③身体知(SHINTAICHI)という3つのベクトルを設けました。

コースはいろいろあっていいと思いますが、①はロジック、②は行動、③は体感によるアプローチなので、とてもバランスが取れていると思っています。

①SCIENCE(科学)
森羅万象をインプットする際のフィルター、言葉や文字というロジックに置き換えられるものが、サイエンスにあたります。この世界を逍遥し、研究者が見出した個々の事実を身体と生命という地図に結びつけていく……そのスリリングな探求の先に叡智は見出せます。


②JOURNEY(旅)
サイエンスがインプットであるとしたら、アウトプットにあたるのがジャーニー(旅)。ヒトは旅することで世界に広がり、無数の文化を生み出してきました。それぞれの土地を訪れ、文化を肌で感じ、風土のなかで発想すること、それも叡智の探求の大事なエッセンスです。


③SHINTAICHI(身体知)
サイエンスも、ジャーニーも、ベースに身体知がなければ実感に結びつかず、豊かさも得られません。身体知の探求、それは感性、感覚で表される「暗黙知」の領域へのアプローチであり、ボディーワーク、武術、宗教、文化などとも密接な関わりがあります。


 

身体知をベースにした探求の旅は、体と心を通して世界を見つめ、表現すること。世界は自己の合わせ鏡であり、世界を知ることは自己を知ることにつながります。

生体コミュニケーション論

この3つのベクトルがつながりあい、化学変化を起こすなかで構築されていったのが、「生体コミュニケーション論」(Biological communication theory) にあたります。
まだ完全に表現しきれたわけではありませんが、これまで取材や旅を通じて断片的に出会ってきた事象の一つ一つが、大括りなロジックのなかにようやく集約できるようになりました。

 

 

コンテンツ

僕たちにとって旅そのものがアウトプットの場になりますが、それは仕事という枠のなかで出版プロデュースという形で実を結んできました。いまは、出版を含めたさまざまなメディアを活用しながら、下記のコンテンツが進行中です。

 

フードジャーニー

科学系インタビューサイト「バイオ&アンスロポス」

江戸の宇宙