幕内秀夫インタビューを公開!〜Bio&Anthropos

おはようございます。
科学系インタビューサイト「Bio&Anthropos」にて、幕内秀夫先生のインタビューを新たに公開しました。

書籍『日本人のための病気にならない食べ方』(フォレスト出版)の刊行に合わせてのものですが、既成の栄養学にとどまらない、幕内先生の食に対する幅広い知見を感じとっていただけたら嬉しいです。

 

――ちょっと大上段な話なんですが、ヒトってどんな生き物だと思われますか?

幕内:(少し考え)ヒトの定義は「唯一毒を扱う生き物」だと思いますね。

――毒を扱う?

幕内:道具とか火とか言語とか、人類特有の文化だと思われてきたものは、多くの場合、否定されてきました。たとえば、イルカだって言語を扱うわけですから、そうではない事例も出てくるわけです。ただ、毒を利用するという点は特有のものだと思います。

――今回の本(『日本人のための病気にならない食べ方』)でも、毒について触れられていましたが、他の動物はそういうことはしない?

幕内:しないでしょうね。

――その毒とは、食の快楽を求めるということと同義でしょうか? 食のドラッグ化という問題も含めて……。

幕内:そうですね。やっぱり人は生きるためだけでは食べられない。そこには、楽しむということも含まれるんです。
たとえば、米でもご飯なら安いですが、煎餅にして楽しもうとするとちょっと高くなるわけです。その米を日本酒にして快楽を得ようとすると、もっと高くなるでしょう。
ただ、人間の楽しみや快楽を否定するわけにはいかないんです。要は、人類は毒による快楽を覚えてしまった生き物であると。まあ、アダムとイブではないですが……。

――原罪なんですかね、毒に目覚めてしまったことが。

 

 

ちなみに、「Bio&Anthropos」のBioは生物学、Anthroposは人類学。身体と生命を扱う場合、いわゆる理系と文系、二つの視点が必要だと感じています。
今回のインタビューはAnthroposに分類していますが、バックナンバーもそれなりにストックされてきました。よろしければ、過去のラインナップもご覧になってください。

★「風土とFOODがつながったきっかけの一つは和辻哲郎でした」(幕内秀夫インタビュー①)
https://www.bio-anthropos.com/makuuchi-interview1/
*そのままインタビュー②(「日本のように水と塩の両方が満たせる国は、ほかに見当たりません」)に続きます。

★インタビュー一覧
https://www.bio-anthropos.com/インタビュー一覧/

 

 

 

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です